

当院では、大阪医科薬科大学消化器内科在籍時の2000年から炎症性腸疾患(IBD)に従事している医師がIBDの専門外来を行っております。昔ながらの栄養療法、ステロイド、免疫抑制剤から最新の生物学的製剤、JAK阻害薬等、患者さんそれぞれに最適の幅広い治療を行うことが可能です。
当院では、月から土曜日まで、いつ来ても同じ担当医が診察を行い、土曜日に生物学的製剤の投与を受けることが可能で、IBD患者さんのQOLに大きく貢献することが可能です。
体の中の炎症を起こす原因だけを狙って抑える、新しいタイプのお薬です。従来のお薬で十分な効果が得られない場合に使われます。
1.抗TNFα抗体
腸の炎症を強める「TNFα」という物質を抑え、腸の炎症を静めるお薬です。
点滴で投与し、強い炎症をしっかり抑えるお薬です。
ご自宅で自己注射ができ、通院回数を減らせるお薬です。
月1回の自己注射で、続けやすいお薬です。
2.抗IL-23抗体
炎症を長引かせる原因となる仕組みを抑え、再燃を防ぐ効果が期待できるお薬です。
最初は点滴、その後は注射で維持するお薬です。
比較的新しいお薬で、腸の炎症を選択的に抑えます。
少ない回数で効果が続くことが特徴のお薬です。
炎症の原因をピンポイントで抑えるお薬です。
炎症を起こす細胞が腸に集まるのを防ぐ、腸に作用が限られたお薬です。
全身への影響が少なく、比較的安全性が高いお薬です。
腸に選択的に作用し、飲み薬で使える新しい治療です。
炎症の信号をまとめてブロックすることで、速やかな効果が期待できる飲み薬です。
効果が出るのが比較的早い飲み薬です。
長く使われている実績のある飲み薬です。
副作用に配慮して設計された飲み薬です。
炎症を起こす細胞が腸へ移動するのを抑える、新しいタイプの飲み薬です。
徐々に体を慣らしながら使う、安全性に配慮されたお薬です。
| 薬の種類 | 主な薬剤 | 投与方法 | 自己注射 | 投与間隔 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 抗TNFα抗体 | レミケード | 点滴 | 不可 | 8週 | 効果が強い |
| ヒュミラ | 注射 | 可 | 2週 | 自宅で注射 | |
| シンポニー | 注射 | 可 | 4週 | 月1回 | |
| 抗IL-23抗体 | ステラーラ | 点滴+注射 | 不可 | 8~12週 | 長く安定 |
| スキリージ | 点滴+注射 | 可 | 8週 | 回数少なめ | |
| 抗インテグリン抗体 | エンタイビオ | 点滴 | 不可 | 8週 | 腸に限定 |
| カログラ | 飲み薬 | 不要 | 毎日 | 内服治療 | |
| JAK阻害薬 | リンヴォック等 | 飲み薬 | 不要 | 毎日 | 効果が早い |
| S1P調節薬 | ゼポジア | 飲み薬 | 不要 | 毎日 | 新しい治療 |
治療薬にはそれぞれ特徴があります。
症状・生活スタイル・将来の希望を一緒に考えながら、最適な治療を選んでいきましょう。
まずはここから
このフローチャートは「どんな治療が合いそうか」を知るための目安です。
実際の治療は
をふまえて、医師と相談しながら決定します。
治療薬は“どれが一番良いか”ではなく、今のあなたに合うかどうか”が大切です。
よく話し合い最適な治療を見つけましょう!

クローン病、潰瘍性大腸炎は腸の免疫異常が原因と考えられていますが不明な点も多く、治癒のための治療法が無いのが現状です。そのため現在、治療の目的は「生活の質(Quolity of life: QOL)の向上」とされています。つまり、病状をコントロールして、健康であった時と同じ様に過ごすことが治療の目的なのです。しかしながら、炎症性腸疾患の専門医は大学病院に局在し、予約しているにも拘らず、外来は1~2時間待ちの状態です。診察後点滴の順番を待ち、2時間かけてインフリキシマブ(レミケード®)を投与して貰って、病院を出るのは3時過ぎということも珍しくありません。
当クリニックでは、国内屈指の炎症疾患診療施設である、社会保険中央総合病院炎症性腸疾患センターの高添正和先生に師事し、大阪医科大学付属病院で実際に炎症性腸疾患の診療を行っていた日本消化器病学会専門医が、お待たせすることなく質の高い医療を提供いたします。
※夜診(4時30分投与開始)、土曜日午後(1時30分投与開始)のレミケード®投与も対応致します。(要予約)
※原則8週投与となり、6週以下の方はヒュミラ®の投与をお勧めしています。
※レミケード®、ヒュミラ®は事前に準備が必要です(来院前にお問い合わせください)。